家庭で幅広く使われている折りたたみ式の樹脂製踏み台の破損による転倒事故が増えているとして、独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は27日、正しい使用方法の徹底などを求める注意喚起を出した。
樹脂製踏み台は、軽量・省スペースのため、金属製脚立に代わって屋内外で使われている。一方、脚立に義務づけられている安全規格がなく、ここ5年の報告では、破損による事故は9件あった。昨年には和歌山県で60代の男性がキャンピングカーから降りようとして踏み台に足を置いたところ製品が破損し、右足を骨折する重傷を負った。
NITEが市販12製品を対象に行った試験では、日本工業規格(JIS)が椅子に対して求めている負荷をかけたところ、全製品が1回で破損したという。和歌山県の事故のように30センチ上方から降りる衝撃を与えたケースでは、10回以上の衝撃に耐えられたのは3製品だけだった。NITEの担当者は「樹脂製品は正式な安全規格が無いため、使用実態に応じた安全性は確認されていない。樹脂の経年劣化もあるため、使用には注意が必要だ」としている。(重政紀元)
http://www.asahi.com/articles/ASH8W4PTJH8WUTIL017.html?ref=yahoo
インテリアに用いることができても、実用には耐えられないようだ。
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