2016年9月10日土曜日

<北朝鮮核実験>米の忍耐政策、限界…新政権に課題残す

北朝鮮が9日強行した5回目の核実験に対し、日本や米国、中国、ロシアなど世界の主要国から非難の声が上がった。しかし各国の思惑は割れており、北朝鮮が急激に進める核・ミサイル開発を抑止できる対策を、国際社会が一致して実施できる環境にないのが現状だ。

【核実験場がある北朝鮮北東部・豊渓里】

 2009年1月に大統領に就任してから4度目の核実験を北朝鮮に許したことで、オバマ米政権が掲げる「戦略的忍耐」政策の限界が露呈した。来年1月に誕生する米新政権は、核専門家が「米本土にも核兵器搭載型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が届く可能性が高まる」と見る20年を任期中に迎える。抜本的な政策見直しが不可欠だが、民主、共和両党の大統領候補者とも明確な政策を打ち出せない状態だ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160909-00000101-mai-n_ame
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