会見で守さんは「事件から18年かけて立ち直りかけてきた時に(出版で)再度の精神的被害を受けた。加害男性に抱いてきた私たちの思いも踏みにじられた」と怒りをにじませた。さらに「元少年A」と匿名で出したことに、「成人男性が少年法の陰に隠れて責任を回避しているのは非常におかしい」と批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150715-00000006-kobenext-l28
私はどちらかといえば出版には賛成の考えだ。
元少年Aは過ちを犯した。
それによって、被害者に取り返しのつかない被害を与えた。
しかしAは当時、少年であって、大人と同様には考えられない。
Aの自己責任として処理することができる問題ではない。
私はAが何故事件を起こしたのか、どうすれば事件を起こさなくて良いのか、そして、事件を起こした結果としての現状はどのようなものか、その現状をどのように打破しようとしているのかという部分に関心がある。ぜひ意見を伺いたいものだ。
他方、被害者側の言い分もわかる。
これまであまり議論されていなかった問題だから、それについて賛成なのか反対なの会見しづらい部分が多い。むしろテストケースのようである。
できれば被害者には、被害者の率直な意見を表明してほしい。
そしてそれについてどのようにあるべきなのかがを議論できればよいと思っている。
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