「Yahoo!ニュース」と記事提供契約を結ぶ一部のニュース提供社が、ノンクレジットの広告記事(広告であることを隠し、通常の編集記事であると誤認させた広告記事)をYahoo!ニュースに配信している可能性があるとの報道を受け、ヤフーは7月30日、「これらの行為について、積極的に排除し、撲滅したい」との考えをYahoo!ニュースのスタッフブログで示した。
Yahoo!ニューススタッフブログでのお知らせ記事「編集コンテンツと誤認させて広告を届ける行為(ステルスマーケティング、いわゆるステマ)に対する考え」
一部のニュースメディアがYahoo!ニュースに対してノンクレジットの広告記事を配信している可能性があることは、日経デジタルマーケティングが、特集「ノンクレジット広告を望みますか?」で6月に報じていた。
ヤフーでは、当該行為を「読者を裏切るステルスマーケティング(いわゆる「ステマ」)の一種であり、優良誤認として景表法違反に問われる可能性もある悪質な行為」とみなし、読者や広告主、サービスそのものの信頼を損なうものだと説明している。
同社は、Yahoo!ニュースとニュース提供各社との契約で、広告表記の有無にかかわらず、記事広告やタイアップ記事を配信することや、記事中のリンクから広告に誘導することを禁じており、これまでもいくつかのニュース提供社との契約を打ち切っている。
http://japan.cnet.com/marketers/news/35068103/
ステルスマーケットは確かに紛らわしい。
稚拙なものはステマだとすぐにわかるが、巧妙なものだと見抜くのは困難だ。
そういった広告は一般の消費者に対して優良誤認を惹起させ、
消費者保護の観点からも不当と言わざるを得ない。
そもそも大企業は圧倒的な資本力の元、高額な試験研究・広告を用いて製品の販売を行うものだ。製品の良し悪しといった性能に関する情報はすでに入手している。
それに対してほとんど多くの消費者は、そのような調査能力も費用もない。まして、性能に関する情報もない。
このような能力や情報に関する非対称性が消費者保護であり、これを突破するのがステマである。
ちなみに、今回のヤフーの判断により契約打ち切りを受けたのは「マイナビニュース」と「マイナビウーマン」を配信するマイナビ、「モデルプレス」を配信するネットネイティブの2社3媒体だということだ。
超ワロス
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