仙台市立中学1年の男子生徒が昨年秋、学校でいじめを受けて自殺した問題で、学校近くの公園に、誰かが男子生徒の死を悼むためとみられる献花台を設置した。市教委は「遺族が望んでいない」として学校名を公表せず、学校も生徒や保護者にいじめの事実を明らかにしていない。
複数の地元住民によると、献花台は21日朝に設置されたとみられる。幅約2メートルのテーブルに白いクロスがかけられ、花束や菓子が供えられていた。テーブルの上には「守ってあげられなくてごめんね。安らかに眠って下さい」「あなたの死をムダにはしないからね」などと、訪れた人らが記したとみられる書き置きもあった。
市教委は8月に男子生徒の自殺を公表したが、個人が特定される恐れのある情報は明らかにせず、在籍していた学校でも、いじめの関係生徒以外には「家の都合で転校した」と説明していた。
娘が男子生徒と同級生だったという地元の男性(51)は22日午前、献花に訪れた。「学校では彼が死んだことさえ『無かったこと』にされ、手を合わせる機会も、哀悼する場所もない。誰かが人間として当然のことをしてくれた」と話した。
一方、住民には「子どもの動揺を誘う」と献花台設置を疑問視する声もあるという。地元区役所の公園課は21日昼、住民の通報を受け、献花台そばに撤去を求める看板を置いた。担当者は「許可なく公共スペースに設置され、都市公園法に違反している。自主的な撤去をお願いしたい」と話している。【伊藤直孝】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150922-00000043-mai-soci
全く信用できない。
いったいどのような事情なのか、仙台市は説明すべきだ。
何としても揉み消そうとしている。そのような印象を受ける。
一人の人間がなくなっているのにその原因に対して追究しようという姿勢を感じさせない。
これでは同じ問題が再び生じてもおかしくない。
いじめを二度と生じさせないようにするには、原因を明らかにしたうえで、対策を検討すべきだ。
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