2024年8月2日金曜日

「芸能人に書き込み依頼」 ペニオク詐欺容疑の役員供述

 入札のたびに手数料がかかる「ペニーオークション」を巡り、京都府警に詐欺容疑で逮捕されたIT関連会社役員、鈴木隆介容疑者(30)が「知人を介し芸能人を紹介してもらい、ブログへのうその書き込みを依頼した」と供述していることが29日までに、捜査関係者への取材で分かった。

京都地検は同日までに、事実上商品を落札できない仕組みのペニーオークションを運営し、入札手数料をだまし取ったとして、詐欺罪で鈴木容疑者ら4人を起訴した。

捜査関係者によると、鈴木被告は知人を介し、グラビアタレントのブログに、摘発されたペニーオークションのサイトとは別のサイトについて、商品を安く落札できたとうその書き込みをするように依頼。タレントは、実際に落札していない商品を、落札できたかのように装ったコメントを書き込んでいた。

鈴木被告らのグループは複数のサイトを運営し、知名度を上げて入札者を増やすために、著名人を利用したとみられる。

ペニーオークションを巡っては、芸能人らが同様の書き込みをしていたことが次々と発覚。消費者庁長官が「影響力を自覚してほしい」と訴える事態になっている。〔共同〕

0 件のコメント:

コメントを投稿

/*ツイッター用*/