弁護士の名義借りて活動した疑い、「主犯格」ら2人逮捕 元衆院議員の今野智博被告らのグループの事件 湊和徳 青柳智孝

 元衆院議員で弁護士の今野智博被告（49）らのグループによる弁護士法違反事件で、警視庁捜査2課は14日、弁護士法違反（非弁活動）の疑いで、会社役員の湊和徳容疑者（40）＝千葉県八千代市＝と、職業不詳の青柳智孝容疑者（40）＝住所不詳＝を逮捕したと発表した。逮捕は13日付。

　捜査2課によると、湊容疑者は十数人が所属するグループの主犯格で、全体を取り仕切っていたとされる。今野被告らメンバー11人が逮捕された後も、両容疑者は逃走していた。

　逮捕容疑では、弁護士資格がないのに今野被告の弁護士の名義を借り、昨年12月～今年1月、詐欺事件の被害者5人から被害金の返還請求の依頼を受けて手続きを進め、着手金計約280万円を受け取ったとされる。捜査2課はいずれの認否も明らかにしていない。

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