盛岡市の宿泊施設「ホテル大観」を運営している会社が30日、東京地裁に破産の申し立てを行いました。事業は保全管理人のもと継続する見通しです。
【写真を見る】ホテル大観の運営会社 コロナ打撃受け倒産 事業は保全管理人のもと継続する見通し 岩手・盛岡市
代理人弁護士や東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、破産開始手続きの申し立てをしたのは旅館業を営む盛岡市繋の「大観」で、負債総額はおよそ12億8000万円です。
大観は盛岡つなぎ温泉で2番目の客室数を誇る宿泊施設「ホテル大観」を運営していますが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で団体客が激減して業績が大幅に落ちこみ、コロナ禍では3期連続で1億円以上の赤字を計上していました。
コロナが5類に移行した後も業績の回復を図ることができず、自立再建を断念したということです。
代理人弁護士によりますときょう付けで東京地裁に破産開始手続きの申し立てを行っていて、ホテルの営業とパートを含む従業員88人の雇用は継続する方向です。
今後は旅館やホテルの再生を専門とする官民ファンドでの事業を承継を目指すということです。
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