2024年8月16日金曜日

吉見屋ふとん店 破産手続き開始 生活様式変化で需要縮小 負債2億5000万円 茨城

 帝国データ水戸支店は14日、寝具類小売りの吉見屋ふとん店(茨城県水戸市)が水戸地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。7月31日付。負債額は約2億5000万円。

同社は1949年創業、65年に法人化した。寝具用綿加工業としてスタートし、71年に同市末広町に小売店舗を開設、88年には同市青柳町に移転。さらに96年に同市内に2号店を開店するなど事業を拡大。ピーク時の98年4月期の年売上高は約3億円を計上した。 しかし、相次ぐ設備投資で2000年頃には4億円を超える有利子負債を抱える事態に陥り、婚礼布団の需要減少や生活スタイルの変化でふとんの需要が縮小する中、厳しい経営が続いていた。事業を縮小し、立て直しに取り組んできたが、近年の年売上高が2000万円台まで落ち込み、今年5月ごろに事業継続を断念した。

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