SNSのやり取りで恋愛感情を抱かせる「SNS型ロマンス詐欺」で1年8か月にわたって繰り返し金をだまし取ったとして、山梨県警富士吉田署などは21日、津市、自称アルバイトの男(48)を詐欺容疑で逮捕した。SNS型ロマンス詐欺の検挙は県内初。
発表によると、男は2022年6月、富士河口湖町の40歳代女性とオンラインゲーム上で知り合い、SNSでやり取りして恋愛感情を抱かせた。その後、「兄貴に借金があり、お金が必要」「(自分が)肺がんになり、足が痛くてマッサージ機が欲しい」などとうそをつき、同年9月から今年5月まで13回にわたり、計約132万円を指定した口座に振り込ませてだまし取った疑い。容疑を認めているという。
男は毎回、様々な名目で異なる金額を要求していた。会う約束をしたのに一度も会えないことなどを女性が不審に思って同署に相談し、事件が発覚。やり取りを解析するなどして男を特定した。
県内では今年1~7月、ロマンス詐欺が11件(昨年同期比8件増、いずれも暫定値)発生。被害額は昨年同期の約4倍の約1億3300万円に急増した。県警は「会ったことのない人からお金の話が出たら、警察に相談してほしい」と呼びかけている。
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