県内でことし確認されたSNS型の詐欺の被害額が7億2000万円を超え、去年1年間の総額をすでに1億円以上、上回ったことが警察への取材でわかりました。
警察は極めて深刻な事態だとして注意を呼びかけています。
SNSなどでやりとりを重ね、投資への興味や恋愛感情を利用して金をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害があとを絶ちません。
ことし7月末までに県内で確認された被害額は7億2700万円余りとなり、去年1年間の総額をすでに1億円以上、上回ったことが警察への取材でわかりました。
被害件数も57件で、去年1年間の49件を上回っています。
被害件数を年代別にみますと、60代が24.6パーセントと最も多く、次いで50代が22.8パーセントとなっています。
ただ、10代から80代以上まで幅広い世代で被害が確認されていて極めて深刻です。
ことし3月には60代の男性がマッチングアプリで知り合った女性を名乗る人物とSNS上でやり取りを続けるうちに「お金を増やす方法がある」とうその投資話を持ちかけられました。
「ロマンス詐欺」と呼ばれる手口でおよそ1億1000万円をだまし取られました。
熊本県警は「極めて深刻な事態であらゆる年代で多くの人がだまされている。インターネット上で知り合った会ったこともない人を信用せず、もうけ話が出たときは詐欺を疑って警察や近くの人に相談してほしい」と注意を呼びかけています。
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