SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったなどとして大阪に拠点を置く2つのグループの96人が逮捕された事件で、警察は1つのグループのリーダー格とみられる20代の容疑者を新たに詐欺未遂の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、大阪・西区の無職、大宮粋奈容疑者(23)です。
警察によりますと、ことし6月から7月にかけて、SNSを通じて20代の会社員の男性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金110万円余りをだまし取ろうとしたとして詐欺未遂の疑いが持たれています。
この事件では、大阪・中央区と西区のビルに拠点を置いていた2つのグループの男女あわせて96人がこれまでに詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕されていて、逮捕者はこれで97人となりました。
警察によりますと、大宮容疑者は1つのグループのリーダー格とみられ、中央区の拠点で金の管理や新人教育などを担当していたほか、京都市内にあった別の拠点にも出入りしていた疑いがあるということです。
2つのグループは為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、警察は被害額はあわせて10億円前後に上るとみて調べています。
容疑者の認否については明らかにしていません。
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