2024年8月25日日曜日

“あなたに逮捕状” うそ信じ1億円余の特殊詐欺被害 京都

 京都市の60代の男性が警察官などを名乗る人物から示されたうその逮捕状をきっかけに、1億円相当の金を購入させられてだまし取られ、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。


警察によりますと、ことし6月下旬、京都市上京区の60代の自営業の男性のもとに携帯電話会社を名乗る男から「あと2時間で電話がかけられなくなる」という電話がありました。

男性は男から教えられた携帯電話に電話をしたところ、警察官を名乗る男から「金融詐欺の逮捕状が出ている。潔白を証明するために全資産を提出してほしい」と言われました。

LINEのビデオ通話機能を使って警察手帳を示されたほか、逮捕状の画像も送られてきたため、信じた男性は、紹介された検察官を名乗る男の指示にしたがって金融資産を解約し、1億円相当の金を購入しました。

そして、かばんに入れて玄関に置いたら奥にいるよう指示され、自宅を訪れた何者かに持ち去られたということです。

また、男性はその後、預貯金も提出するよう求められ、自宅近くの公園のトイレに現金600万円余りを紙袋に入れて置くよう指示され、これも持ち去られたということです。

今月(8月)、男性が知人に事情を話したところ、詐欺ではないかと指摘され、被害に気づいたということで、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

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