2024年8月30日金曜日

SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺 栃木県内でも上半期に3億6千万円超えの被害 警察が注意呼びかけ

 栃木県内で今年の上半期に確認されたSNS型の投資詐欺とロマンス詐欺の被害額は、合わせて3億6千万円を超えるなど深刻な状況で、警察は注意を呼びかけています。


県警のまとめによりますと、ことし1月から6月までに県内で確認されたSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害は合わせて28件で、被害額はおよそ3億6800万円でした。被害は前の年に比べて14件増え、被害額もおよそ2億3千万円増加しました。


手口別にみると、インターネット上に嘘の投資広告やメッセージを送ってSNSに誘導し、やりとりを重ねて信用させ、最終的に「投資金」や「手数料」といった名目で、ネットバンキングなどの手段により金銭を振り込ませる「SNS型投資詐欺」が16件です。


また、SNSやマッチングアプリを通じて直接会うことなくやりとりを続けて、恋愛感情や親近感を抱かせ金銭をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」が12件でした。


県警はSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害が県内で急増したことを受けて、ことし6月に重点抑止犯罪に加えました。これらの手口は、投資や恋愛の話になるためほかの人に相談できない場合や、自覚の無いまま詐欺の被害にあっている場合がほとんどで、県警は一度も会ったことがない人にお金を渡さないことや安易な誘いに乗らないことなどに注意するよう呼びかけています。


一方、上半期に確認された特殊詐欺の被害は58件で、2億7500万円でした。手口別にみると、未払いの料金があるなどとして金銭をだまし取る「架空料金請求詐欺」が最も多い18件で、次いで親族や警察官などを装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金を名目に金銭をだまし取る「オレオレ詐欺」が16件でした。被害にあった58人のうち38人が65歳以上の高齢者だったということです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

/*ツイッター用*/