【犯罪グループの上役2人を逮捕】詐欺などの疑いで東京都在住の男性2人を逮捕

 新潟県警・北海道警・千葉県警・石川県警・三重県警察合同捜査班は7月2日、警視庁特殊詐欺連合捜査班と埼玉県警察組対第三課特殊詐欺連合捜査室と協力し、東京都在住で無職の男性ら2人を詐欺などの疑いで逮捕した。

逮捕された2人の容疑は、東京都在住で無職の男性（24歳）を詐欺、窃盗及び電子計算機使用詐欺の疑いで、東京都在住で自称 飲食店経営の男性（27歳）を詐欺及び窃盗の疑いでそれぞれ逮捕した。

逮捕された無職の男性（24歳）は、すでに逮捕されている犯行当時16歳と19歳の少年および氏名不詳者らと共謀し、2023年9月6日から7日にかけて、氏名不詳者が神奈川県居住の70歳代女性宅の固定電話に孫などをかたり、孫が至急現金を必要としているなどと虚偽の内容を伝えた。

そして、同年同月7日、被害に遭った女性宅近くのドラッグストアの駐車場で孫の会社関係者になりすました犯行当時16歳の少年が被害に遭った女性から現金100万円とキャッシュカード3枚をだまし取り、さらに同年同月8日にかけて、横浜市内のコンビニのATMを使用して、現金215万円を不正に引き出した疑いがもたれている。

東京都在住で自称 飲食店経営の男性（27歳）は、上記の少年2人と同じくすでに逮捕されている犯行当時26歳の男性および氏名不詳者らと共謀し、2023年8月24日、同様の手口で新潟市西区居住の80歳代の女性からキャッシュカード2枚をだまし取り、新潟市西区内のコンビニATMを使用して、現金100万円を不正に引き出し、だまし取った疑いがもたれている。

警察の捜査による捜査の過程で逮捕された男性2人関与が捜査線上に浮上し、逮捕に至った。

逮捕された2人は、詐欺グループの中でも上役に位置する管理指示役をしていたとみられている。

また、2人はSNSなどで実行役を集めるなどの特徴を持つ匿名・流動型犯罪グループ（通称 トクリュウ）と呼ばれる犯罪集団とみられており、警察は引き続き捜査を続けていくという。

新潟県警は、2人の認否については捜査上の理由でコメントを差し控えるとしている。