21日送検された、名古屋トヨペットの元社員の男。130億円分もの架空の取引をしていたとみられています。
【画像】トヨペット元社員が詐欺で逮捕
かつては年収3000万円を誇った営業マン。逮捕後の調べに語ったのは「生活水準を下げたくなかった」という動機でした。
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中京テレビNEWS
21日午前8時ごろ。愛知県緑警察署でマスク姿で足早に車に乗り込む男。トヨタ車を販売するNTP名古屋トヨペット元社員・渡辺昌彦容疑者(47)。
去年11月、営業担当だった渡辺容疑者は約1億円をだましとった詐欺の疑いがもたれています。
10年以上前、年収3000万円でいわゆる成功したビジネスマンだった渡辺容疑者。
警察によると、当時、知人の会社からカーナビなどが安く手に入らないかと頼まれると、会社で認められている金額以上に値引きをし、差額を自腹で穴埋めしていたといいます。
その理由が…「いい顔をしたかった。会社に無断で値引きして販売した」。
ところが、その後、コロナ禍と半導体不足で、歩合制だった収入が激減。家族に隠すため、口座は本人が管理するように。
"生活水準を下げたくない"と架空の取引に手を染めたとされています。
渡辺容疑者は「トヨペットのおすすめプラン」などと称し、十数社と架空の取引を少なくとも500回、繰り返していたとみられています。その総額は約130億円。
会社への信頼を悪用したとみられる今回の犯行。
調べに対し、渡辺容疑者は容疑を認めているということです。
警察は、正規営業の損失の補填などのために、あわせて3社から約15億円をだまし取っていたとみて調べています。
NTP名古屋トヨペットは「会社として行為への関与はありませんが、捜査へ全面的に協力してまいります」とコメントしています。
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