【特殊詐欺】「キャッシュカードが不正に作られている」とカードをだまし取り金を引き出した疑い 他の県で逮捕の男と特定【新潟】

 村上市の女性から現金181万円をだまし取った疑いで、住居不定無職の男(32)が逮捕されました。男は、別の特殊詐欺事件で他の県ですでに逮捕されていました。

警察によりますと、男(32)は2023年11月1日、何者からと共謀し、警察官や金融機関職員を装って村上市の女性(80)に電話をかけ、「キャッシュカードが不正につくられ現金が引き出された。キャッシュカードを回収し、後日新しいものを届ける」などとウソをいい暗証番号を聞き出したといいます。

その後、男は「金融機関職員」を装って女性の自宅を訪れキャッシュカード2枚をだまし取り、11月1日から3日にかけて村上市や東京都新宿区内の金融機関等のATMで、6回にわたって現金181万円を引き出し盗んだ疑いがもたれています。

女性はキャッシュカードを男に渡した後、不安になり家族や金融機関に相談し、金融機関が警察に通報しました。警察は捜査を進め、他の県で別の特殊詐欺事件に関わった疑いで逮捕されていた男の犯行と特定し逮捕しました。捜査に影響が出るとして男の認否を明らかにしていませんが、グループによる犯行とみていて男の余罪やグループの詳細について調べを進めています。