依頼者が相続する財産の管理などを委任されていた広島市の48歳の弁護士が、業務用の貯金口座から現金を引き出すなどして1890万円余りを横領したとして、広島地検特別刑事部に逮捕されました。
逮捕されたのは、広島市中区の弁護士で広島弁護士会に所属する齋村美由紀容疑者(48)です。
広島地検によりますと、齋村弁護士は県内に住む70代の依頼者の男性から、相続する財産の管理やその手続きについての委任を受けていましたが、おととし2月からことし5月までの間に、業務用の口座に移していた被相続人の貯金の解約金からあわせて1890万円余りを引き出すなどしたとして、業務上横領の疑いが持たれています。
現金を横領した回数は27回にのぼり、検察は弁護士が自分の用途に使う目的だったとみて捜査しています。
検察は、齋村弁護士の認否を明らかにしていません。
所属する弁護士が逮捕されたことについて、広島弁護士会は「事実関係を確認している」とコメントしています。
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