恋愛感情を悪用して現金をだまし取る「ロマンス詐欺」の被害金の回収をうたいながら、他者に弁護士の名義を貸して被害者の対応をさせた弁護士法違反(非弁連携)の疑いがあるとして、大阪地検特捜部が、大阪市北区の「G&C債権回収法律事務所」を27日に家宅捜索したことが関係者への取材でわかった。
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同事務所に所属する川口正輝弁護士について、大阪弁護士会は昨年10月、最大1800人超の依頼者から計約9億円の着手金を受け取り、対応は業務委託先の広告会社が派遣・紹介した事務員がしていたとして、同会の綱紀委員会に懲戒請求した。同会は、ロマンス詐欺の被害金の回収が難しいなか、川口弁護士が名前や顔写真を載せたホームページで「返金の可能性は必ずある」と表記した点について、弁護士職務基本規程違反の可能性があるとも説明している。
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