投資の指導料名目などで現金をだまし取ったとされるSNS型投資詐欺事件で、大阪府警が24日までに詐欺や詐欺未遂の疑いで男女計90人を逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかった。府警は23日にグループの拠点とされる大阪市内4カ所のビルを一斉に家宅捜索していた。
捜査関係者によると、グループはSNSを通じて投資の講師になりすまし、為替相場の上げ下げなどを予想して投資する「バイナリーオプション」の取引をめぐって、指導料や商材購入費の名目で現金をだまし取るなどしていた疑いがあるという。逮捕された90人の多くはSNSでメッセージを送る「打ち子」だったとみられる。
府警はグループによる被害が計9億円を超えるとみており、捜索で押収した約1800台のスマホのデータやマニュアル類を分析するなどして実態解明を進める。(高井里佳子)
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