預かり金着服疑いで懲戒手続き中の弁護士が死亡

 岐阜県弁護士会は２４日、懲戒手続き中だった同会所属の波多野寿哉弁護士（５８）が今月８日に死亡したと発表した。同会は８日、波多野弁護士が破産管財人や相続財産管理人の立場を利用し、預かり金を無断で口座から引き出し、預金通帳の内容を改竄（かいざん）して写しを裁判所に提出した疑いがあると公表していた。死因は明らかにしなかった。

懲戒手続きは終了する見込み。同会の武藤玲央奈会長（５０）は「被害回復に関する情報が入り次第、被害者に提供する。亡くなった事実は残念。お悔やみ申し上げたい」と話した。