2024年7月27日土曜日

「ペニーオークション」で逮捕 詐欺容疑、入札ごとに手数料

 入札のたびに手数料が取られる「ペニーオークション」と呼ばれるインターネットオークションで手数料をだまし取ったとして、京都、大阪両府警は7日、詐欺の疑いで、大阪市中央区の会社役員、鈴木隆介容疑者(30)=不正指令電磁的記録保管罪などで起訴=を再逮捕、同市浪速区の会社員、足立浩之容疑者(30)ら3人を逮捕した。

ペニーオークションを使った詐欺の摘発は全国初とみられる。鈴木容疑者は容疑を否認、3人は認めている。

ほかに逮捕されたのは、兵庫県西宮市の会社員、金成貴容疑者(40)ら。4人はいずれも出会い系サイト運営グループの関連会社に勤務。両府警は鈴木容疑者が主犯格とみている。

ペニーオークションは入札ごとに少額の手数料が必要。入札が多数回にわたることもあるが、落札できなくても手数料は返金されず、国民生活センターには苦情が寄せられていた。

逮捕容疑はペニーオークションサイト「ワールドオークション」を開設し、事実上商品を落札することができない仕組みなのに、「激安価格で落札できる」などと表示して落札できるように装い、顧客の女性2人に6~7月、入札に必要な仮想通貨を購入させ、計6千円をだまし取った疑い。

京都府警によると、サイトは2010年6月までに開設され、運営会社名義の口座に入金が確認されている。

京都府警は10月、スマートフォンから個人情報を抜き取るウイルスを保管したとして、鈴木容疑者を逮捕。押収した証拠のデータを解析した結果、仕組みが分かった。〔共同〕

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