恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取るロマンス詐欺の被害金回収をうたい、広告会社に弁護士名義を貸して法律事務をさせたとして、大阪地検特捜部は18日、弁護士法違反(非弁護士との提携)の罪で、大阪弁護士会所属の弁護士、川口正輝容疑者(38)=大阪市北区=を起訴した。
弁護士資格がないのに報酬目的で示談交渉を受任するなどの法律事務を行ったとして、同罪で会社役員、井田徹容疑者(39)=横浜市神奈川区=ら4人も起訴した。
起訴状によると、川口被告は令和4年12月~5年7月、弁護士名義を資格のない井田被告らに利用させ、井田被告らは報酬目的で法律事務を取り扱い、17人から計1811万円の着手金を受け取ったとしている。
大阪弁護士会が昨年10月に川口被告を懲戒請求。特捜部は今年2月下旬、川口被告が代表を務める大阪市北区の事務所を家宅捜索していた。
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