焼き肉店の運営会社の役員の男らが、リース会社から約8700万円をだまし取ったとして逮捕されました。
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記者
「午前7時12分です。大阪府警の捜査員に連れられ男が出てきました。今、捜査車両に乗り込みました」
詐欺の疑いで逮捕されたのは、厨房(ちゅうぼう)機器の販売を手掛ける「FUJI住設」の社長・藤本英明容疑者(60)と、焼き肉店「レモホル酒場」などの運営会社「GC」の役員・石原義明容疑者(41)です。
逮捕前、藤本容疑者は取材に答えていました。
──多重リース(詐欺)をした認識はない?
藤本英明容疑者(3日)
「ないです。僕は個人的には何もしてないし、全く関与していないです。僕自信あります」
自らの関与を否定。
警察によると、本来は厨房機器1つに対しリース会社1社とだけ契約を結ぶべきものであるにもかかわらず、石原容疑者と藤本容疑者は共謀し、3つの会社と重複してリース契約を結び、厨房機器の購入代金などとして合わせて8700万円をだまし取ったというのです。
警察は2人が購入代金を分け合っていたとみています。
関係者によると、今回逮捕された石原容疑者は元K-1選手で、テーブルにレモンサワーの注ぎ口を設置する焼き肉店「レモホル酒場」などの飲食店を一時期、全国に40店舗ほど展開していました。
警察は石原容疑者と藤本容疑者の認否を明らかにしていませんが、逮捕前、藤本容疑者は真っ向から否定していました。
藤本英明容疑者(3日)
「(僕は)あくまでも施工業者なので、言われたままに施工しているだけ。わからないです、事務的とか、どういう契約をしているか」
──リース会社からも不正に金を得ていない?
藤本英明容疑者(3日)
「全然」
警察は犯行の動機などを調べています。
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