2024年7月10日水曜日

【速報】「レモホル酒場」運営会社の役員らが厨房機器の8700万円“多重リース詐欺”の疑いで逮捕 大阪府警

 全国展開していた焼き肉店「レモホル酒場」などを運営していた会社の役員の男らが、リース会社から約8700万円をだまし取ったとして、9日、大阪府警に逮捕されました。


 詐欺の疑いで逮捕されたのは、飲食店「レモホル酒場」などの運営会社「GC」の役員、石原義明容疑者(41)と、厨房機器販売を手がける「FUJI住設」の社長、藤本英明容疑者(60)です。


■テーブルにレモンサワーの注ぎ口 全国で約40店舗展開

任意同行される藤本英明容疑者(9日午前)


 警察によりますと、FUJI住設はリース会社と契約して冷蔵庫や製氷機などの厨房機器を販売し、リース会社からGCが運営する飲食店に厨房機器をリースしていましたが、2人は2020年に共謀して、リース会社3社に同じ厨房機器を販売する契約をして、販売代金約8700万円をだまし取った疑いがもたれています。こうした手口は「多重リース」と呼ばれていて、販売代金の一部は2人に流れていたとみられます。


 リース料の滞納があったことから事件が発覚し、2024年2月以降、リース会社3社が刑事告訴していました。


 関係者によりますと、石原容疑者は元K-1選手で、テーブルにレモンサワーの注ぎ口を設置する焼肉店「レモホル酒場」や、過去にはタレントのたむらけんじさんがプロデュースする「焼鍋肉たむら」などの飲食店を運営するなど、一時期は全国に約40店舗展開していました。


■厨房機器会社の役員 逮捕前に「全く関与していない」否定

逮捕前に取材に答える藤本英明容疑者(今月上旬)


 警察は2人の認否を明らかにしていませんが、藤本容疑者は逮捕前、読売テレビの取材に対し、「自分は全く関与していない」などと犯行を否定していました。


 警察は詐欺の全容解明を進めています。

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