2015年6月18日木曜日

長寿

ボケの兆候は40代後半から見られることが最近わかってきた。図は45歳から70歳のイギリス人公務員(男性5198例、女性2192例)を10年間観察した結果だ。この研究で調べた認知機能は、(1)推論能力、(2)記憶力、(3)音声の流暢性(Sではじまる単語をできるだけ書き出す)、(4)語義の流暢性(例えば動物の名前をできるだけ書き出す)、(5)ボキャブラリーの5項目。10年後、各年齢層でボキャブラリーを除くすべての認知機能スコアが低下していることが確認された。 ボケの主な原因は加齢。裏返せば、老化の進み方をできるだけ遅くすればボケは起こらない。それを可能にするのが長寿遺伝子だ。よく笑う人はストレスを溜め込まないというのは医学的にも説明できる。 長く走っているとランナーズ・ハイになるのはよく知られるが、それは肉体的な苦痛をやわらげ、楽しさが増すβエンドルフィンが脳内で分泌されるから。笑ったときも脳内でβエンドルフィンが分泌される。しかも「つくり笑い」でも同じ効果が得られるのだ。 「仕事か、健康管理か」と考えると、仕事で忙しいときに健康管理がおろそかになる。健康管理、体重管理は仕事や生活の一部だと思って継続してほしい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

/*ツイッター用*/