ギリシャ政府デフォルトほぼ決定 | ギリシャ国内銀行休止 | 緊急資本規制を導入、金融市場に動揺

ギリシャ政府は28日、欧州連合（EU）など債権団との金融支援交渉が決裂寸前となり、国内金融システムへの不安が急激に高まったことを受け、29日から銀行の営業休止、資本移動規制などの緊急措置を導入することを決めた。国内の生活や経済活動が大きな打撃を受けるのは必至。週明けの東京市場では、ユーロが急落し、株価も大幅安となるなど、ギリシャ発の動揺が世界の金融市場に波及している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150629-00000006-jij-eurp

これまでも紙一重で債務不履行を回避してきたギリシャだが、今回ばかりはもう回避不能だろう。
一時期、ギリシャがドイツに対して戦争責任を追及し、多額の損害賠償を請求するという報道もあったが、単なる脅しにすぎない。
ユーロ圏内ではあるが、結局ギリシャも一国である以上、自力で活路を見出す必要がある。
それができない状態であり、ユーロを頼ってきたが、頼られる側としても限界に達した。
その結果が今回の事態である。

今回の交渉が今後どのようになるかはいまだ見通しがつかないが、白馬の騎士が現れようと否といずれにしてもギリシャは苦難の道を頼ることになるだろう。

そして、これによる為替への影響だが、ユーロ安の傾向はまだまだ続きそうだ。

ユーロドル20150629（日本時間）　1.1088 米ドル