2024年10月5日土曜日

判決書偽造容疑で弁護士逮捕 別事件の裁判官署名切り貼り―福岡地検

 土地登記を巡り、偽の民事訴訟の判決書を作成し、依頼者側にメールで送信したなどとして、福岡地検特別刑事部は5日までに、有印公文書偽造・同行使の疑いで、福岡県弁護士会所属の弁護士竹内佑記容疑者(34)=北九州市八幡東区=を逮捕した。逮捕は4日で、地検は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は2023年5月1日ごろ、福岡県久留米市の事務所で、他の事件の判決書から裁判官の署名や押印した部分を切り取って貼り付けるなどして、判決書の写し1通を偽造。その画像データを電子メールに添付して送信したほか、同12日、依頼者2人に画像データを印字したものを交付した疑い。

 地検によると、竹内容疑者は依頼者側から係争していた土地を巡り訴訟を提起するよう依頼されていたが放置。依頼者側には裁判で判決を受けたと虚偽の報告をしていたという。

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