ことし5月に行われた「浜松まつり」で暴力団であることを隠して露店を出す権利を不正に取得したとして逮捕された山口組系の暴力団の総長など4人が、磐田市で開かれたまつりでも同じように出店する権利をだまし取った疑いで再逮捕されました。
再逮捕されたのは、浜松市中央区の指定暴力団・六代目山口組傘下の「國領屋一家」総長、戸塚幸裕容疑者(55)と、46歳の建設業や38歳の会社員、それに37歳の解体業のあわせて4人です。
警察によりますと、4人は共謀して、ことし4月に開かれた「遠州大名行列・舞車いわた大祭り」で、暴力団員の戸塚容疑者が実質的に露店を経営することを隠して出店を申し込み、露店を出す権利を不正に取得した詐欺の疑いが持たれています。
警察は4人の認否を明らかにしていません。
戸塚容疑者は、ほかの3人の名義で出店を申し込ませていて、フルーツ飴やたこ焼きなどの露店を10数店舗経営し、売り上げを管理していたとみられるということです。
売り上げは100万円ほどとみられ、警察は、一部が暴力団にわたっているとみて資金の流れなどについて調べを進めています。
4人は、ことし5月に行われた「浜松まつり」でも同様の手口で詐欺の疑いで逮捕されています。
警察は、戸塚容疑者らがほかの祭りの露店についても不正に出店の権利を取得していた可能性もあるとみて余罪を調べています。
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