生活保護費約50万円を不正受給したとして、大阪府警警備部は8日、新型コロナウイルスのワクチン接種反対を主張する一般社団法人「 神真都 Q会」代表理事の男(53)を詐欺容疑で逮捕した。賛同者らからの寄付金の一部を引き出して使っており、収入があったと判断した。
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大阪府警察本部
発表では、男は今年4~7月、収入があるのに届け出ず、大阪市此花区役所から生活保護費計約50万円を受給し、だまし取った疑い。「言い分については整理できていない」と供述している。
府警によると、同会の寄付を集める口座には賛同者らから約7200万円の入金があり、男は約620万円を引き出し、自宅用の電化製品の購入などに充てていたという。
捜査関係者によると、同会は米国で陰謀論を唱える「Qアノン」と呼ばれる集団の日本支部を自称。全国で接種反対のデモを行うなどしている。今年3月にワクチン接種会場になっていた東京ドームに侵入したとして、複数の同会メンバーが警視庁公安部に建造物侵入容疑で逮捕されている。
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