テレビ朝日は28日、オンラインによる定例会見を開き、年明けにもテレビ番組を放送と同時にインターネットで見られる「同時配信サービス」を開始する方向で調整していることを明らかにした。
【写真】9月30日放送のテレビ朝日「マツコ&有吉 怒り新党」に出演する夏目三久、マツコ・デラックス、有吉弘行
これまでスポーツ中継や災害報道で同時配信を実施し、ノウハウを蓄積。著作権の改正など法整備も行われて環境が整いつつある。民放各局が同時配信に乗り出す中、年明けから民放配信プラットフォーム「TVer(ティーバー)」で一部の番組の同時配信開始を目指すという。
配信する番組はプライム帯を中心に検討中。インターネットテレビ「ABEMA」を持つ一方で、「TVer」での同時配信を目指すことについて、早河洋会長(77)は「ある時間帯で始めようということですから、NHKさんが五輪とかいろんなことでやったり、結果も参考にしながらと。今は受信のデバイスが広がっているので、そういった試みには積極的に対応していこうという思いです。営業的にどうかというのは未解決な部分もありますが、全体の流れの中でTVerというところでは協調して進めていこうということです」と述べた。
同時配信については、NHKが昨春から「NHKプラス」で始めているほか、日本テレビは10月からプライム帯(午後7~11時)を中心とする25番組を「TVer(ティーバー)」でライブ配信する。
0 件のコメント:
コメントを投稿