2015年12月22日火曜日

アップルへの課税逃れ批判、クックCEO「政治的たわ言」

[サンフランシスコ/ベンガルール 18日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>のティム・クック最高経営責任者(CEO)は18日、同社が課税逃れをしているとの批判について「政治的な取るに足らないたわ言だ」と一蹴した。米CBSテレビの番組「60ミニッツ」のインタビューにおける発言。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151221-00000026-reut-bus_all

「ダブルアイリッシュ・ウイズ・ダッチサンドイッチ 」の手法は、国際的企業が用いる手法として以前から指摘されてきた。


西村あさひ法律事務所
http://www.cao.go.jp/zei-cho/gijiroku/discussion1/2013/__icsFiles/afieldfile/2013/10/23/25dis11kai3.pdf

大和総研
http://www.dir.co.jp/research/report/law-research/financial/20150302_009472.pdf

太陽ASG有限責任監査法人https://www.grantthornton.jp/pdf/newsletter/international/international_201401.pdf

この手法は何もアップルのみが用いているものではなく、アメリカの主要企業であるアマゾン、マイクロソフト、ヤフー、グーグルも用いている。なお、しばしば誤解されるがスターバックスはスイストレーディングカンパニーという手法を用いている(そして、この方法はあまり出来が良くないのでバカにされている)。

という状況からすると、アップルのみがたたかれるのはかわいそうな気がする。
しかし、アップルがたたかれるに値しないわけではない。
すなわち、アップルも含め、先ほど上げたすべての企業に対して等しく批判してあげなければならないということだ。

なお、スタバは出来が悪いので今回に限り馬鹿にすることを免除する。ちなみに、スタバは租税回避の批判に対して任意でイギリス国に対して税金を納めたそうだ。任意で税金を納めるという態度が生意気だと、逆に批判されたらしい。むべなし。


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