福岡市の会社役員ら５人逮捕 後払い決済サービス悪用し詐欺か

 後払いの決済サービスを悪用し、購入したスマートフォンを転売して不正に利益を得たとして、福岡市の会社役員ら５人が警察に逮捕されました。

逮捕されたのは、福岡市博多区の会社役員、森本凱大容疑者（２４）ら５人です。
警察によりますと、このうち森本容疑者ら４人はことし１月から２月にかけて、福岡市内などの販売店でスマートフォンあわせて１３台分を購入する際、代金の一部を、不正に入手した後払い決済サービス「ｐａｉｄｙ」のアカウントを使って決済し、あわせて２００万円近くの支払いを免れたとして、電子計算機使用詐欺の疑いが持たれています。
また４人とともに逮捕された２４歳の容疑者は、このうち２台のスマホを転売し、３万円の不正な利益を送金して受け取ったとして組織犯罪処罰法違反の疑いが持たれています。
警察は捜査に支障があるとして、５人の認否を明らかにしていません。
警察によりますと、支払いに使われたアカウントの情報は、容疑者らが知人の大学生らに報酬を渡し入手していたということで、利用額を翌月にまとめて支払う後払い決済サービスの仕組みを悪用していたとみられるということです。
警察が詳しいいきさつを調べています。