2024年9月10日火曜日

SNS型投資詐欺事件で新たに4人逮捕 逮捕者は101人に

 SNSで投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったなどとして大阪に拠点を置く2つのグループの97人が逮捕された事件で、警察は1つのグループのリーダー格とみられる容疑者4人を新たに詐欺の疑いで逮捕しました。

この事件の逮捕者はこれであわせて100人を超えました。

逮捕されたのは、▽大阪・西区の職業不詳、鈴木康之容疑者(26)と▽大阪・箕面市の無職、大津友輝容疑者(25)らあわせて4人です。
警察によりますと、ことし5月から6月にかけて、SNSを通じて30代の女性に投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金およそ140万円をだまし取ったなどとして詐欺の疑いが持たれています。
この事件では、大阪・中央区と西区のビルに拠点を置いていた2つのグループの男女97人が逮捕されていて、逮捕者はこれであわせて101人となりました。
4人はいずれも1つのグループのリーダー格とみられるということです。
2つのグループは為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、1つのグループの一部のメンバーが独立し、もう1つのグループを立ち上げたとみられています。
いずれも▽被害者とメッセージのやりとりを行う「打ち子」やだまし取った金の管理、それにクレーム・返金の対応など役割を分担していたほか、▽勤務時間は正午から午後9時まで、▽給料は歩合制と定めるなど、会社のような組織だったとみられるということです。
警察は被害額はあわせて10億円を超える疑いがあるとみて調べています。
容疑者の認否については明らかにしていません。

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