“ＳＮＳ型ロマンス詐欺”の疑いで再逮捕

富士河口湖町の女性から130万円余りを詐取した疑いで逮捕・起訴されていた三重県のアルバイト従業員が、鳥取県の40代女性からも同様の手口で150万円余りを詐取した疑いで再逮捕されました。

再逮捕されたのは三重県津市に住むアルバイト従業員、清水孝之容疑者（48歳）です。警察によれば、清水容疑者はオンラインゲームを通じて知り合った鳥取県米子市の40代女性にSNSで恋愛感情を抱かせ、「肺がんで今月もたないかもしれない。体を楽にしたいのでマッサージがしたい」などと嘘をつき、昨年5月から今年7月までに計150万円余りを詐取した疑いが持たれています。

清水容疑者は今年8月、富士河口湖町の40代女性から同様の手口で130万円余りを詐取した疑いで逮捕・起訴されており、押収したスマートフォンや口座のやり取りを解析する中で、鳥取県の女性からも詐取していた疑いが判明しました。調べに対して清水容疑者は「アルバイトで収入が少なかったが、オンラインゲームにはまり、遊ぶ金がほしかった」と供述し、容疑を認めています。

県内では今年に入り、SNSなどで知り合った相手に恋愛感情を抱かせ、一度も会わずに多額の金を詐取するSNS型ロマンス詐欺事件が急増しており、警察は注意を呼びかけています。