クラシックカー投資を誘い、4億円詐取容疑 修理販売店元社長の男を逮捕 西宮

 クラシックカーの売買に関する投資名目で約４億円をだまし取ったとして、兵庫県警捜査２課と西宮署は１０日、詐欺の疑いで、神戸市東灘区のクラシックカー修理販売店元社長の男（４２）＝東京都渋谷区＝を逮捕した。

【写真】道路脇の「グレーチング」、相次ぎ盗難500枚 　逮捕容疑は２０２３年２月２７日と３月２日、会社役員の男性（４８）＝西宮市＝に対し「クラシックカーを買い取り、修理して高値で販売する。投資してくれれば半年後に５％を上乗せして返還する」などと持ちかけ、２回にわたり現金を同社の口座に振り込ませ計３億９９５０万円をだまし取った疑い。調べに「弁護士と相談してから説明する」と話しているという。 　同署によると２０２１年３月、男らの顧問税理士からこの投資話を紹介され、同年１２月～２２年１０月に男性が４回にわたって約４億３千万円を入金すると、半年後に計約２千万円が上乗せされて４億５千万円が返還された。その後に今回の約４億円を入金したが、投資話は架空だったとみられる。その後、２３年５月に同社が破産して男と連絡が取れなくなり、６月に男性が同署に相談したという。