2024年6月1日土曜日

ホワイトニング 歯科 歯医者さん

 最近、スポーツジムや美容サロンでも、歯のホワイトニングが提供されるようになりました。マスクを外す機会が増え、口元の美しさに関心を持つ人が増えているのかもしれません。ホワイトニングを適切に受けるためには、どのような方法が良いのか、歯科医師である明海大教授の金子潤さんに聞きました。

ホワイトニングとは、歯についた汚れや着色を除去して歯を白くする処置のことです。具体的には、過酸化尿素や過酸化水素といった薬剤を使って歯を漂白する方法が一般的です。歴史は古く、1850年代にはすでに米国で歯のホワイトニング治療が行われていました。現在では、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、自宅で行う「ホームホワイトニング」の2つの方法があります。

オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用の薬剤を使用して行います。1、2回の施術で効果が見られます。一方、ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースに薬剤を入れて、自宅で装着する方法です。1日に約2時間、2週間ほど続けます。両方の方法を組み合わせることもあります。

どの治療法を選ぶかは、患者さんの生活習慣や希望に合わせて決めます。初診時のカウンセリングで患者さんとよく話し合い、最適な方法を選択します。

年齢制限はありませんが、小児の場合は永久歯が生えそろうまで待つ必要があります。高齢者の場合は、歯の外側の層であるエナメル質の石灰化が進んでいるため、白くなるまでに時間がかかることがあります。また、ホワイトニングを行う際には、被せ物や詰め物をしている部分は白くならないため、注意が必要です。虫歯や歯周病の治療が必要な場合は、治療後にホワイトニングを行う方が良いでしょう。

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