2022年12月14日水曜日

薗浦健太郎衆院議員 そのうらけんたろう 自民党 政治資金規正法違反(不記載など) 政治資金パーティー 収入を計4千万円 東京地検特捜部

 自民党の薗浦(そのうら)健太郎衆院議員(50)=千葉5区、当選5回=の事務所が政治資金パーティーの収入を計4千万円ほど少なく記載していた疑いがある問題で、政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで捜査している東京地検特捜部が、近く薗浦氏を任意で事情聴取する方針であることが、関係者への取材でわかった。公設第1秘書が薗浦氏にメールで過少記載を報告していた可能性があるという。

【一目でわかる】薗浦健太郎議員の政治資金パーティー収入をめぐる疑惑  薗浦氏が代表、公設第1秘書が会計責任者などを務めた資金管理団体「新時代政経研究会」の政治資金収支報告書によると、不記載罪などの時効が成立していない過去5年間では、2018~20年に都内のホテルで計6回のパーティーを開き、収入は計4362万円と記載されている。  このほか、関係政治団体の「そのうら健太郎後援会」の収支報告書には、17~19年に3回で計約1千万円のパーティー収入があったと記載されている。  関係者によると、実際には収支報告書から除外されたパーティー収入が計約4千万円あるほか、支出でも多額の不記載がある疑いがあるという。公設第1秘書は特捜部の任意聴取に過少記載を認め、「薗浦氏にもパーティーの度に除外額を報告していた」と供述したことが既に判明している。  さらに、秘書が薗浦氏に過少記載をメールで報告していた可能性があることも新たに判明した。  薗浦氏は11月30日の記者団の取材に、「ずさんな処理」があったと謝罪し、「僕自身のチェックが不十分で、私にも責任がある」と述べた。一方、過少記載について秘書から事前に報告を受けたり、秘書に指示したりしたことは「ない」と関与を否定していた。  薗浦氏は読売新聞記者、麻生太郎・現自民党副総裁の秘書を経て、05年の衆院選で初当選。麻生氏の側近で、安倍内閣で外務副大臣や首相補佐官を歴任した。現在は衆院法務委員会の筆頭理事を務めている。

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