三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社(MHI-TES、社長:金川 泰宏、本社:広島県三原市)は、列車の扉数・扉位置が異なる車両(2、3、4扉車)にも正確に対応する改良型マルチドア対応ホームドア「どこでもドア®」を開発、三菱重工業の三原製作所 和田沖工場内で運用検証試験を開始しました。安全機能と停車位置のずれ幅への適応力を高めるとともに、扉の軽量化・据付期間の短縮などにより設置から運用にわたるトータルコストを削減したものです。
改良型どこでもドアは、国土交通省の鉄道技術開発費補助金を活用して開発したものです。安全対策では、人や荷物を感知するエリア検知センサにより、音声による注意勧告を行うとともに、扉の開閉動作を抑止。開閉機構を内蔵した支柱にプロジェクターまたはLEDを設置することで、扉の強化ガラス部に警告文字を投映したり、光による警告を表示できるようにしました。
加えて、扉にテレスコピックタイプ(2段伸縮の入れ子方式)を採用し、戸袋幅を限界まで縮めると同時に開閉幅を広げた戸袋付ドアもラインアップ。支柱(戸袋なし)タイプのドアと組み合わせることで、より大きい停車位置のずれに対応することも可能です。
和田沖工場には試験設備として、模擬車両とともに約30mのプラットホーム状スペースに戸袋付ドアと支柱タイプドアを組み合わせて設置。2016年3月末まで1年間の予定で、ホームドアのさらなる普及促進に向けた各種課題に対する有効性について検証します。
国土交通省によると、全国の鉄道やモノレールなどの駅約9,500ヵ所のうち、ホームドアを設置しているのは2014年9月末時点で593ヵ所にとどまっています。同省では本年2月に閣議決定した「交通政策基本計画」で、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年度までに、ホームドアの設置駅を約800ヵ所に増やす方針を打ち出しており、このために低コストのホームドア開発などを支援していくとしています。
三菱重工グループは、国内の地下鉄や新交通システムの駅向けにホームドアを納入した実績を多数持っており、今回の改良型どこでもドアの投入を弾みに、すべての人の安全な列車での移動に役立つホームドアの普及活動を通じて社会のバリアフリー化に貢献していきます。
加えて、扉にテレスコピックタイプ(2段伸縮の入れ子方式)を採用し、戸袋幅を限界まで縮めると同時に開閉幅を広げた戸袋付ドアもラインアップ。支柱(戸袋なし)タイプのドアと組み合わせることで、より大きい停車位置のずれに対応することも可能です。
和田沖工場には試験設備として、模擬車両とともに約30mのプラットホーム状スペースに戸袋付ドアと支柱タイプドアを組み合わせて設置。2016年3月末まで1年間の予定で、ホームドアのさらなる普及促進に向けた各種課題に対する有効性について検証します。
国土交通省によると、全国の鉄道やモノレールなどの駅約9,500ヵ所のうち、ホームドアを設置しているのは2014年9月末時点で593ヵ所にとどまっています。同省では本年2月に閣議決定した「交通政策基本計画」で、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年度までに、ホームドアの設置駅を約800ヵ所に増やす方針を打ち出しており、このために低コストのホームドア開発などを支援していくとしています。
三菱重工グループは、国内の地下鉄や新交通システムの駅向けにホームドアを納入した実績を多数持っており、今回の改良型どこでもドアの投入を弾みに、すべての人の安全な列車での移動に役立つホームドアの普及活動を通じて社会のバリアフリー化に貢献していきます。
http://www.mhi.co.jp/news/story/1504225635.html
0 件のコメント:
コメントを投稿