2022年4月22日金曜日

イセ食品 破産 民事再生 会社更生 弁護士 

 2022/03/25(金)


イセ食品株式会社など2社

鶏卵大手イセ食品グループの中核企業

続報

更生手続き開始決定受ける

TDB企業コード:270073572


負債453億円



イセ食品の「森のたまご」


「東京・富山」 既報、イセ食品(株)(資本金2000万円、千代田区有楽町2-10-1、代表田中保成氏)と、イセ(株)(TDB企業コード:370004003、資本金4200万円、高岡市福岡町福岡新181、同代表)は、3月11日に債権者から東京地裁へ会社更生法を申し立てられ、同日同地裁より保全管理命令を受けていたが、25日に更生手続き開始決定を受けた。


 管財人は、高井章光弁護士(東京都港区西新橋1-15-5、高井総合法律事務所、管財人室03-6758-6936)が選任されている。


 イセ食品(株)は、1971年(昭和46年)6月に設立。グループで養鶏場を運営し、育種から飼育、採卵、加工、配送まで鶏卵関連事業を行っていた。グループ全体の飼育羽数はおよそ1300万羽(国内飼育羽数の約10%)に及び、自社ブランド卵「森のたまご」、「伊勢の卵」などの鶏卵を大手スーパーマーケットを主体に卸しているほか、液卵(割卵後、液体の状態にしたもの)を食品メーカーや加工メーカーに販売、加工食品も取り扱い、2018年1月期の年売上高は約470億6000万円を計上していた。


 イセ(株)は1962年(昭和37年)8月設立。イセ食品グループの1社であり、グループ会社を経由して飼料等を仕入れ、イセ食品グループの各農場子会社に転売している。2社はグループとして、トップシェアの鶏卵大手として業界をけん引してきた。

0 件のコメント:

コメントを投稿

/*ツイッター用*/